佐賀弁と炬燵蜜柑や叔父の家
佐賀県太良は、ミカンの産地である。その産地に導いたのが私の叔父である。
中学の頃はまだランプの生活であった。
行くと掘りごたつで、ミカンを山のように置いてずっと食べ続けるのである。
静かな時間が流れていくのです。
佐賀弁と炬燵蜜柑や叔父の家
佐賀県太良は、ミカンの産地である。その産地に導いたのが私の叔父である。
中学の頃はまだランプの生活であった。
行くと掘りごたつで、ミカンを山のように置いてずっと食べ続けるのである。
静かな時間が流れていくのです。
足跡を波紋に消され都鳥
海辺で越冬し、貝などを食べる鳥であるが、昔から文学でも愛された鳥である。
其の足跡が波紋に消されてしまっている。
艪の音が離れて行くや海霧に
気温が下がると、海水温度が高いときは蒸発したような霧が出る。
漁師はその中を出ていくのである。妻や子はそれを見送るのであるが、板一枚下は地獄という仕事である。
其の労に感謝しながら見送っているのであろう。