tarumiのブログ

【つんので さるく】とは、長崎弁で、一緒に歩きましょうと、いう意味

我が主治医末期癌らし春二番

我が主治医末期癌らし春二番


これは半分フィクションです。
私の主治医は何ともありません。
私の友人が医師として大学に勤務したての頃、飲みに行こうかと待ち合わせるのに時刻がはっきりしないから医局に待っていてくれという事で医局にいますと、年配の医者が(後で聞くと教授だそうです)入ってきましたので、事情を言いますと快い返事で自分の仕事に入られました。
肺のレントゲンフィルムを熱心に見ておられたのですが、私に、「この患者はもう末期のがんなんだよ。」と説明しながら見せてくださいました。
私は「でも先生方はかわいそうですね。」と言いますと
「どうして。」と聞かれますので
「僕らは、どんな癌であっても、言われない限り解らないでしょう、でも先生方は分かってしまうではないですか。」
「そうかそんな見方もあるな。」と笑われましたが、
数年後友人と飲んでいるときふと,思いだしたように、
「あの教授のことを覚えているか、実はあの教授癌で亡くなったんだよ、でもねそのがんが別の病気とよく似たのがあって、そうだと自分を信じこませて治療したんだ。」